今週の火曜日(10月21日)に、安藤忠雄さんとフランソワ・デュボワさんのトークショーに参加してきました。
1日のうちに2回のトークショーに参加するのは初めてでしたが、お二人とも短時間とはいえ、
聞く人に価値ある情報を提供してくださいました。
非常に簡単なレポートですが、情報共有と自分の記憶の定着のために、内容をまとめたいと思います。
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<安藤忠雄さん トークショー>
「安藤忠雄の建築1・2・3」のトークショー&サイン会
・日本人は目を覚ませ!
→C・Wニコルさんから聞いた話
来日した頃(30年くらい前)は、日本の子供たちの目の輝きに感動した
最近は、子供たちの目に輝きがなくなったことに絶望する
・目を輝かせて生きていく為に、身近な目標をもて!
→自分なりの考え方を構築していくことが大切
→女性は男性よりも好奇心が旺盛で、いろんな興味をもって活動している
・好奇心を持つと、どこにいっても楽しみが広がる
→建築に興味があれば、ヨーロッパ旅行をしても食べ物だけではなく、建築を楽しむことができる
・建築でもその他の仕事でも、異なる条件のものを如何に組み合わせるかが大切
→それが創造力である
・女性は街と友達をもっている
→女性の存在が街の原点である
→女性が友達を作れるような街づくりが必要
→ほっとできるようなスペースを街の居住スペースに作ることが必要
・オリンピック招致活動に関わっている理由
→日本人に元気をだしてほしいから
→オリンピックという目標を掲げることで、日本人はがんばれるようになる
→もともと団結力があり、民度も高いので、将来に向けての目標を設定すれば、必ず活性化できると思っている
・モノを組み立てるという訓練を若いうちにしておくといい
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<フランソワ・デュボワさん トークショー>
「いつも、いい方向に人生が動く1%の人たち」のトークショー&サイン会
・今回の本の構成のコンセプトは、老子の本にヒントを得ている。
見開きがの2ページ分が、ちょうど一つのトピックになっていて、そこを実践してみる、ということを繰り返すことで、
デュボワ思考法の実践をよりトライしやすいようにしてみた。
また、なにかヒントをもらいたいときに、気軽に振り返ることができるような本にしたかった。
・本書では”心のぜい肉”をキーワードにしている。
”心のぜい肉”とは、自分の前進を阻むもの。
自分が芸術家として経験してきたことをもとに、他の人たちが”心のぜい肉”を落とす手伝いをしたいと思った。
音楽家は依頼された舞台から逃げることはできない。人生でも似たような場面に対峙しなくてはいけなくなる。
そのときに逃げ出さなくてすむ自分を創るためにはどうすればいいのか、を知ってもらいたい。
・歳をとるにつれて、いろいろなものを抱え込んでしまって、動きが遅くなる。
今やらないと、あとで代償を支払うことになるということに気付いて欲しい。
・自分のもつ違和感を無視しないでほしい。
物事に対して、なにかを感じるということは、とても大切なこと。
優れた人は、たいてい動物的なカンが鋭い人が多い。
・人はとかく見た目で判断することが多いが、
他の使って感じ取った総合的なイメージで人を捉えることが大切。
・今自分が感じていることは、自分のカンでキャッチしたのか、自分が考えてだした結論なのか、
それを判別する力を身につけるには、練習を繰り返すしかない。
・深入りしすぎた勉強は、感覚を逆に鈍らせてしまう。
・他人との距離を近づけると、視覚以外の感覚で感じるところがある。
・自分を保持しようとしない。保持しようとしてしまうと疲れてしまう。
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